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[解説]

初風(はつかぜ)は陽炎型駆逐艦7番艦。神戸川崎造船所にて昭和12年12月3日起工、昭和14年1月24日進水。昭和15年2月15日竣工。

陽炎型駆逐艦全19隻のうち、神戸川崎造船所で建造されたのはこの初風1隻のみである。

当初は黒潮、雪風と共に第16駆逐隊を編成したが、間もなく黒潮が第15駆逐に編入されたため、天津風と時津風が漸次16駆に編入され太平洋戦争を迎えた。

太平洋戦争開戦時は第1小隊(雪風、時津風)と第2小隊(初風、天津風)に分離して行動。神通、初風、天津風は龍驤航空隊のダバオ空襲を支援。その後、4隻体制に戻り南方作戦に従事してフィリピンから南アジアを行動する。

ミッドウェー海戦では攻略部隊を乗せた輸送船の護衛に従事。引き続き第二次ソロモン海戦、南太平洋海戦に参加するが、第2小隊は損傷した瑞鶴を護衛して内地に帰投したため、雪風と天津風が活躍した第三次ソロモン海戦に初風と時津風は参加していない。

瑞鶴らの修理完了後は瑞鶴、秋月、初風、時津風の4隻でトラックへ進出。同地で秋月、初風、時津風は前進部隊に編入され、修理を要する駆逐艦(長波、親潮、陽炎、涼風)の代艦として南東方面部隊に編入され、各艦は順次ショートランド泊地へ移動。

初風と時津風はその地で黒潮、巻波、江風、嵐、大潮、荒潮と共に第六次ガダルカナル島輸送作戦(鼠輸送)に参加。しかしこの作戦中アメリカ軍魚雷艇と交戦となり、初風は左舷艦橋附近に被雷し大破。嵐、江風、時津風に護衛されて辛うじてショートランド泊地へ脱出している。

初風は同じく修理が必要とされた鹿島と共に内地に帰投。呉で修理完了後は武蔵、妙高、羽黒、野分、白露、初風という編制で内地を出発。途中で長良、雲鷹(未実装)、曙と合流し、トラックに到着するが、初風は一旦内地へ戻っている。そして再び大和、長門、扶桑、大鷹、愛宕、高雄、能代、涼風、海風、秋雲、夕雲、若月(未実装)、天津風と共に呉を出撃し、トラックへ再進出。以降はトラック泊地を中心に各地への船団護衛に従事する。

しかし昭和18年11月、ブーゲンビル島沖海戦の最中、妙高と衝突し、艦首がバッサリと切断され航行不能に。戦局が明らかに不利となった日本艦隊は撤退。戦場に取り残されていた初風はアメリカ軍駆逐隊の集中砲火を浴び撃沈。同時に川内もこの時に撃沈されている。

なおこの戦いの翌朝、羽黒からは僚艦妙高の前部左舷に激突で引きちぎられた初風の甲板がぶらさがっている光景が見られたというホラーな最期となった。。。

このような最期の経緯のためか「艦これ」内と公式アンソロ(吹雪頑張ります&鎮守府目安箱)では妙高姉さんとのネタが多くなっており、常に首の所を気にしている。また第16駆逐隊の他の面子が雪風、時津風、天津風という癖のある妹たちばかりなため、唯一の常識人キャラとして苦労しているようでもある。というか初風以外は公式立ち絵でスカートを履いていないwww。

なお今回の元ネタはブリドカットセーラ恵美さんの初レギュラー作品からである。

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