[解説]
大潮(おおしお)は朝潮型駆逐艦2番艦。舞鶴海軍工廠にて昭和11年8月5日起工。昭和12年4月19日進水。同年10月31日竣工。朝潮型4隻――朝潮、大潮、満潮、荒潮――で第8駆逐隊を編制。
太平洋戦争開戦時はマレー第一次上陸作戦、リンガエン湾上陸作戦を支援。昭和17年2月のバリ島沖海戦では朝潮とともにたった2隻で米蘭連合部隊の軽巡洋艦2隻と駆逐艦3隻を追い回し、大潮の魚雷によって蘭駆逐艦ピートハインを撃沈。同海戦での戦功により、第8駆逐隊には連合艦隊司令長官山本五十六より武勲顕著の感状が授与されている。
その後はガダルカナル島への鼠輸送、更にガダルカナル島撤収作戦に従事。大潮は全3回にすべて出動し成功させた。しかしその直後、輸送船団護衛中にアドミラルティ諸島のマヌス島沖で米潜水艦アルバコアの雷撃を受け、航行不能に。荒潮に曳航されてトラック泊地への曳航中、船体が中央部で断裂し沈没。
「艦これ」内では「アゲアゲ」で「ドーン!」で「いっきますよ~っ!」な元気キャラとして描かれている。
【過去ログ】