[解説]
江風(かわかぜ)は白露型９番艦にして改白露型３番艦。藤永田造船所にて、昭和10年４月25日起工、昭和11年11月１日進水。昭和12年４月30日竣工。改白露型の海風、山風、江風、涼風の４隻で第二十四駆逐隊を編成。
太平洋戦争開戦後、二十四駆は南方部隊に属し、蘭印作戦に従事。その後、スラバヤ沖海戦には山風との第二十四駆逐隊小隊として参加。他艦との共同戦果ではあるが英駆逐艦エンカウンターを撃沈。
ミッドウェー海戦では主力部隊の護衛に従事。ガダルカナル島の戦いの初戦では単独での突入で米駆逐艦ブルーを大破させ、自沈処分に追い込む。第二次ソロモン海戦の敗戦を経てのガダルカナル島への鼠輸送作戦が開始されると旗艦川内の下で輸送作戦に従事。ガダルカナル島撤収作戦まで含めると、ガダルカナルへの突入回数は駆逐艦トップの計26回にも及び、白露型全体を見ても指折りの武功艦である。
しかしベラ湾夜戦において、輸送任務に従事していた江風、時雨、萩風、嵐の４隻は米駆逐艦スタックとスタレットの雷撃を受け撃沈。
この江風については「艦これ」ファンには『子連れ狼』や『クライング フリーマン』の原作として知られる小池一夫先生が亡くなる直前まで愛した艦としても有名である。
なお今回の元ネタ主人公の親友の映画好き仲間でもある女ボクサーキャラで石上さんも出演していたダンベルでアレする話である。
