000Hatsuharu
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[解説]

初春(はつはる)は初春型駆逐艦1番艦。佐世保工廠にて昭和6年5月14日起工、昭和8年2月27日進水、昭和8年9月30日竣工。ロンドン海軍軍縮条約で駆逐艦は「1500トンを超える艦は、合計排水量の16パーセントまで」という制限が設けられたため、1400トン級で吹雪型に匹敵する軽量・重武装の新駆逐艦の建造計画が建てられた。これが初春型である。

しかし重兵装と軽量化が災いしてテスト中に復原性能が著しく低いことが判明。初春と2番艦子日は同日竣工後、いったん海軍に引き渡した上で、復原性能を回復させるバルジの増設工事を行った。それでも所謂「友鶴事件」の発生により再検討すると、バルジ増設後も初春と子日の復原性能が不十分と判明。このため両艦は2番主砲を撤去して後部に移すなど、大規模な上部構造の改装工事が行われた。その後、3番艦若葉、4番艦初霜が竣工したが、この4隻で初春型の量産は打ち切られた・・・が当時建造中であったものの船体をばらして再度作り直した有明と夕暮(未実装)も初春型とされる場合がある。なお「艦これ」基準だと有明は初春型だが、有明本人の自己紹介で「有明型って呼んでくれたって、あたしは全然かまわないよ」とも云っている。

太平洋戦争開戦時は内海で迎えた第21駆逐隊(初春、子日、若葉、初霜)だが、年が明けてからは護衛任務などに従事。

しかし17年1月、フィリピンのダバオで長良に衝突し第一砲塔前部大破し一時戦線離脱。またキスカへの輸送任務では空襲で大破して航行不能(同行していた朧は轟沈)になり、助けに来た初霜と若葉に曳航され、舞鶴に帰投している。

修理完了後はシンガポール、トラック島、千島などで護送任務に従事。昭和19年3月から北海道方面で活動。6月から硫黄島輸送作戦に従事した。

捷一号作戦発動に伴い第21駆逐隊(初春、若葉、初霜)はマニラからミンドロ島東を南下しミンダナオ島入口で第二遊撃部隊と合流しレイテ沖海戦に参加する予定だったが、米空母艦載機の空襲を受け、若葉が撃沈、初霜も被弾したためマニラに帰投。

その後はフィリピンの陸上兵力に輸送する多号作戦に従事するがマニラ湾で停泊中、米艦載機による大規模な空襲を受け、総員待避後に沈没。

「艦これ」内では、いわゆる「のじゃロリ」キャラとして扱われ、駆逐艦としては珍しい和風のキャラデザ&持ち物(扇子)がトレードマークである。

なお今回の元ネタは云わずと知れた某人気シリーズだが、頭に巨大な花飾りをつけた天才ハッカーとは何の関係もないw。

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